- 【日時】 平成30年1月21日(日)13:00~
- 【場所】 浅口市健康福祉センター ボランティア研修室
- 【参加者】 浅口市:2名/笠岡市:1名/倉敷市:4名/総社市:1名/
岡山市:2名/矢掛町:1名
医師:1名/救急救命士:1名/養護教諭:1名
1. 開会 高山先生より
① 岡山県医師会会長賞「ハッピー❤スマイル」受賞報告
② NHK視点論点 海老澤先生「食物アレルギーの治療のいま」について
- 経口免疫療法は、臨床研究として慎重に施行すべきで、予期せずにアナフィラキシーを含む重篤な症状を起こすことがある。
- 体調不良によって重篤な症状が誘発されることがあるので注意が必要である。
③ NHKニュース1月20日「アレルギー標準治療受診まで10年以上の人も」
【NPO法人アレルギーを考える母の会が行ったアレルギー治療の実態調査報告について】
- 学会が推奨する治療法を行う医療機関を受診するまで10年以上かかる人もいることがわかった。
- 園部まり子代表は、「患者は、当然適切な治療を受けられると思っているが、そうでない実態がある。アレルギー治療の最新のガイドラインに基づく標準的な治療がどこでも受けられるよう整備してほしい」と話している。
2. 情報交換
参加者全員で各自の状況を話した後、情報交換を行いました。
【兄はアレルギーがなく弟はアレルギーがあり対応しないといけない場合、兄への対応はどのようにすればよいのか。】
- 兄弟がいる場合アレルギーがなかったり軽かったりする場合、気にせずに食事が出来る機会を作ってあげるとよい。
【外食について】
- 大きいテーマパークでは、アレルギー対応が出来ているところと出来ていないところがある。
【浅口市内のあるスーパーのアレルギー対応について】
- 「アレルギー対応コーナー」を作ってくださっていてありがたい。
【学校給食について】
- 地域によって対応に差がある。食べられない物があったら、除去食対応や持参でなく食べないを選択するケースもある。
【主治医について】
- 子どもとの人間関係が大切である。
- アレルギー治療にも医師に温度差がある。
【アレルギーの認識について】
- 周りの人の理解が得られない。ちょっと痒くなる程度で大したことはないと思われている。命に関わることであることを理解してもらえない。
【IgE抗体のクラスについて】
- クラスが高ければ食物経口負荷試験が行えないケースが多くなっている。
【卵の負荷試験について】
- 県内では固ゆで卵で負荷試験をするところが多い。他県の病院では卵の成分が入ったクッキーを用いて負荷試験を行っているところもある。
【1月20日(土)「赤ちゃんから思春期まで出来るスキンケアとアレルギー対策」研修会より】
- 食べ物表示は毎回確認する必要がある。お菓子類によっては大袋・小袋でアレルギー表示が違っていることもあるので注意が必要。同じお菓子でも急に原材料が変わることもある。
- アナフィラキシーを起こすと閾値が下がるので出来るだけアナフィラキシーを起こさないように治療を進めていく。
【スキンケアについて】
- アレルギー治療の土台となるものである。見た目良くても痒いということは炎症が治まっていないのでスキンケアを続けることが大切である。
4. 次回の開催
- 【日時】 平成30年3月18日(日)13:00~15:00
- 【場所】 金光公民館 会議室
- 【内容】 今年度の反省と来年度の計画
5. 閉会
アレルギーっ子を育てている仲間どうし。日頃感じていること・困っていることなどたくさん出てきました。
ハッピースマイルのメンバー・先輩ママからの経験談やアドバイスもあり、活発な情報交換会になりました。ご参加してくださった皆さんありがとうございました。