お知らせ・活動報告詳細です
2016年01月25日
「ハッピー♥スマイル」第5回 開催報告
- 【日時】 平成28年1月17日(日)13:00~
- 【場所】 浅口市健康福祉センター ボランティア研修室
- 【参加者】 保護者:3名、医師:1名、栄養教諭:1名、養護教諭:1名
2. 県立倉敷まきび支援学校 栄養教諭 横山先生のお話し
- 食物アレルギーの児童と出会ったのは、勤務校2校目の時であった。その時は、食べるか食べないかの選択であった。
- 3校目の時のS小学校で初めて食物アレルギー対応を開始した。その児童は、大豆・小麦・乳のアレルギーがあり、大豆は醤油・味噌も関係するので家で使用している物を預かって使用していた。小麦はパンの日は炊飯器でご飯を炊いていた。カレーのルーとかでもサクサク粉を使用したものを購入し費用は保護者の方に出していただいていた。これが17年くらい前のことであった。乳は牛乳の提供を中止していた。
- 作る方も心配であったが、現在は食材のアレルギー表示が細やかにされておりアレルギー原因になるものがわかりやすく表示されており製造ラインのコンタミネーションまでわかるようになってきた。
- 給食に使用する食材もアレルギー対応の食材が増えてきている。
- 今までの対応は個独自の対応であったが、現在は個をみんなに合わせる対応に変化してきている。
- キウイは、花粉症がある児童が1月から3月食物アレルギーを起こす事例が何件かあったのでこの時期には出さないように気を付けている。
- 岡山県内の病院で食物アレルギーの負荷テストを実施している病院が増えてきている。
3. 文部科学省の「食物アレルギー対応」のビデオ視聴
- 最初に対応が悪かった例を視聴し、その後対応のどの部分がいけなかったのかお互 いに話し合った。
- その後、緊急時の対応でのポイントについて検証するためのDVDを視聴し、緊急時対応で気をつけなければいけない点を再度確認を行った。
4. 情報交換
- 幼稚園に入園するが、エピペンの保管や誤食が心配である。症状が出た時の写真を撮っておいて幼稚園の先生方に説明をしておこうかと思っている。
- 医師が書いてくれた緊急時の対応があるので、それを幼稚園にも渡しておきたい。
- 以前保育園で誤食の経験があったので、誤食がとても不安である。
- 2人の子どもが違う食品のアレルギーがあるので、料理する時とてもストレスを感じる。
- 子どもが友達と遊ぶとき、お菓子が食べられないことがある。自分で食べてはいけないものがよくわかっている。今後こういう機会が増えてくるので周りの人たちにも食物アレルギーのことを知ってほしい。
- 保育園は少人数で周りの子供たちが自然と〇〇ちゃんはこれは食べてはいけないんだということを知ってきてくれている。
- わが子がアナフィラキシーを起こした時自分は第3者的に冷静になっていた。緊急時の対応のDVDをみると我が子が症状を起こした時のことを思い出すが、やはり時がたつとエピペンの使い方等忘れてしまうのでもしもの時に備えて打ち方の練習をしたりしておくことが大切ではないか。
5. 感想
- 今日は栄養教諭の先生のお話しが聞け、以前のアレルギー対応と現在のアレルギー対応などとても勉強になりました。また、ビデオも緊急時対応が見れて、再確認することができてよかったです。少人数でいろいろな意見も出し合えたのでよかったです。
- 緊急時対応のビデオを見て、間違っていることを確認しながら「自分の時には」と考えることができ、再確認できて良かったです。その時には、冷静に対応できたらといつも考えています。
- 入園に向けて不安だった給食のことなどが聞けて、先生と連絡をしっかりとっていくことが大事だと改めて思いました。DVDで間違った対応も今後のもしもの時に役立てられそうです。アレルギーは大変なことが多いけど、いい時代になって良かったなあと思いました。少しでももっといい時代にしていく力になりたいな・・・・と思うけど、なかなか難しいですね・・・・。