1. 開会
- 【日時】 平成27年9月20日(日)13:00~
- 【場所】 浅口市健康福祉センター ボランティア研修室
- 【参加者】 9名
2. 講演会参加報告 養護教諭
(8月26日開催 笠岡第一病院 健康教室 林 知子医師の講演より)
●食物アレルギー
食物を食べたり、触ったり、吸い込んだりして起きる体に有害な反応で、アレルギーの仕組みが働いているもの。
食中毒・食物不耐症などは含まない。
●食物アレルギーの臨床型分類
食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎、即時型症状(蕁麻疹・アナフィラキシーなど)食物アレルギーにもいろいろある。
●食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎
この時期にアトピー性皮膚炎をよくすることが大切である。
- 【アトピー性皮膚炎とは】
「かゆみ」のある湿疹が慢性的(6か月続くもの)に良くなったり悪くなったりする病気。
- 【アトピー性皮膚炎のスキンケア】
①汚れを落とす。②保湿する。
- 【アトピー性皮膚炎の薬物療法】
リアクティブ療法(ステロイド使用)
→プロアクティブ療法(治るまでの長期的なもの)
- 【アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係】
乳児期は合併率40~70%である。
●アレルギーを持つ生徒の皆さんへ 「楽しく洗って皮膚を清潔に」のプリントを用いての説明ちょっと工夫したスキンケア―の紹介
*アレルギーを持つ生徒の皆さんへ 「楽しく洗って皮膚を清潔に」(鴨方中学校萩原先生作成)より 抜粋
- 【保湿はとても大切なスキンケア―である。】
必ず主治医の指示された軟膏と保湿剤を使用してください。
- 【日焼け止めを塗る場合】
(例)①手洗い→塗薬(ワセリンなど)→保湿剤→日焼け止め
●スキンケアーの本の紹介(講演会でいただかれた資料の紹介)
(マルホ株式会社 2015年4月作成)
- スキンケア―が、大事で朝夕シャワーをしている。医師からは塗り薬の塗り方・塗る量の指示がなく自己流になってしまう。前腕やお腹・足の甲が皮膚が硬くなる苔癬になっていたが現在はかかりつけの病院の治療によって肌がきれいになり、かゆみも以前と違って全然落ち着いてきている。現在の治療開始前はかゆみのひどく親子共々眠れない状況で幼稚園でもぼーっとした状態であったがしっかり睡眠がとれるようになり子どもの様子が変わったと先生にも言われた。
- スキンケア―についてであるが、現在使用している石鹸は、オリーブオイル100%の石鹸でそれを泡立ててやさしく身体を洗うようにしている。石鹸を塗りつけてはいけない。泡でやさしく洗うことが大切である。
- 乳幼児期のスキンケアが大切である。
- ステロイドは副作用等を考えると悪いイメージがあったが、そうではないのではないかと思った。
- アトピー性皮膚炎の新聞記事が新聞に掲載されていたので資料に添付している。アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係、スキンケアのことが掲載されているので参考にしてほしい。
3. 緊急時のデモンストレーションについて
※アレルギーフォーラムIN浅口 PARTⅡ 発表に向けて
- 太郎君を花子ちゃんに変更する。
- 祖父役はなしで父親役が兼ねて行う。
- 親戚のおばさんを○○おばちゃんに変更する。
4. 次回開催、その他
- 11月15日(日) 13:00~ アレルギーフォーラムIN浅口 PARTⅡ
- 平成28年1月17日(日) 13:00~ 第4回 ハッピースマイル開催予定
- 緊急時デモンストレーションの練習日:11月1日(日)・14日(土) 13:00
★参加者からの感想
- アレルギー患児の保護者でスキンケアのやり方をよく知っているつもりでしたが養護教諭の先生のお話しで気づかされることが多かったです。デモンストレーションの配役がスムーズに決まり良かったです。
- 今まで相談する人もおらず不安でしたがいろいろな情報を教えていただき安心しました。緊急時デモンストレーションの突然の配役が決まり、新しい不安が・・・ですが頑張ります。
- 養護教諭の先生のスキンケア―のお話しが聴けて良かったです。新しい人が参加してくれたのでまた話が広がりました。11月15日の練習もうまくいって当日が楽しみです。
- 初めて来られた人も含めて食物アレルギーについての情報交換もでき、フォーラムの打ち合わせもできて良かったです。