- 【日時】 平成28年11月20日(日)13:00~
- 【場所】 浅口市健康福祉センター 多目的ホール
1. エピペンの模擬体験コーナー

救急救命士がエピペンの使用方法をエピペントレーナーを用いて指導しました。
開会前後に多くの方が体験されていました。
2. アレルギーに関する資料や試食品コーナー(ご自由にお取りください)


アレルギーに関する冊子やアレルギー対応食品の試食品を用意しました。
3. 開会
栗山浅口市長様を始め多くのご来賓の方々にお越しいただいたり,加藤勝信一億総活躍担当大臣様・栗山浅口市長様・渡辺知典県議会議員様よりお祝いのメッセージをいただきました。


4. 講演
①「アトピー性皮膚炎を実践的に理解しよう」
●南岡山医療センター 皮膚科医長 藤原愉高先生
アトピー性皮膚炎の発症の仕方や治療法まで専門的なお話をしていただきました。
【アトピー性皮膚炎の治療法】
- ★外用の薬の塗り方
「入浴後にすべての病変に軽く伸ばすだけ 目を閉じて触れてわからなくなるまで」
- ★どこを石鹸で洗うか
「脂漏部位とくびれ」 額・胸・耳の後・背中などを良く洗う。
【食物アレルギー】
- ★血液検査は信用しない。
- ★負荷テストを受ける。
- ★必要最小限の除去食を行う。
- ★皮膚炎の治療は別である。
※治療を継続することと学習すること100%を目指さないことが大切である。
〜〜参加者より〜〜
- アトピー性皮膚炎の治療について専門的な知識を教えていただくことができました。
- 詳しい説明をいただきありがとうございました。皮膚炎が起こるプロセスを初めて聞かせてもらいました。
- アトピーの仕組みについて詳しく教えてくださったと思います。アトピーの知識があまりないので講演を聴いて正直ついていけない部分もありましたが初心者が知っておく知識としては理解できたように思いました。時代と共に様々なアレルギーが増えているのでそれにともなった情報収集や勉強が必要だと感じました。
- アトピーやアレルギーのことについて体の細胞の中でどんなことが起きているのか,どんな治療があるのかなど詳しく教えていただき勉強になりました。
②「お母さん一人で悩まないで ~相談活動の現場から~」
●NPO法人アレルギーを考える母の会 代表 園部 まり子氏
【医療の課題】
患者にとって医療は「くじ引き」のようであり,受診した医師との出会いで人生が大きく左右されてしまうことがある。
【患者の課題】
受けている治療が適切なのかどうか患者も保護者自身がわからない。
講演は,横浜市で行われている乳幼児スキンケアー・学校での食物アレルギー対応・相談活動事例・東日本や熊本の被災地での適切なアレルギーの情報提供や研修会の機会などの取り組みについて豊富なご経験をもとにお話をしていただいきました
※適切な医療の大切さ,少し遠くてもアレルギーに精通した専門医の受診を受けることが大切である。
〜〜参加者より〜〜
- アレルギーの子どもを持つ親がどのように行動すべきか大切なポイントをわかりやすく実体験を踏まえて教えてくださり大変うれしかったです。すぐ役立つ情報がたくさんありました。
- アトピーを苦に一家心中をされたとの報告にはびっくりさせられました。アレルギー医療はどんどん変わっているとの報告はとてもうれしいことだと思います。
- 日常に沿ったお話だったのでとても勉強になりました。正しい医療を受けることが命をつなぐことにつながりlife・beingにもつながるので正しい情報を得て発信することを意識し続けたいと思いました。現実はまだまだ厳しく研修会連携を意識し子どもの命や生活を守りたいと思いました。
- 被災地での活動されていること素晴らしいと思いました。永年の経験の話を聴いて今までのアレルギーの子どもの様子や現在の進歩した医学や考え方についてもよくわかりました。もう少し時間をかけてゆっくりいろいろお話を聴かせてもらいたかったです。
- 長年にわたって横浜市はもちろん全国的に活躍されていることに感銘を受けました。ネット情報があふれていても正しい適切な治療にめぐり合うことは難しい現実に驚きました。マスコミで有名な医師で適切な治療をしてくれないケースも多いと聴いて不安になりました。



5. 園部さん・田野さんを囲む会

講演終了後は,講師の園部さん・大阪狭山食物アレルギー・アトピーサークル「Smile・Smile」代表の田野成美さんを囲んでアレルギーで悩んでいる保護者の悩みにアドバイスをいただきました。外が暗くなるまで熱心に懇談が行われました。